森の神様に会いに行こう

2006年12月取材

法蔵寺のイヌマキ

所在地 愛知県岡崎市本宿町法蔵寺
樹種 イヌマキ
目通幹周 2.6m
樹高 13m
推定樹齢 300年

写真は岡崎の本宿町にある古刹「法蔵寺《本堂の右側にそびえるイヌマキの古木です。樹高13m、幹回り2.6m、根回り4.0m、枝張り15.0mで、どっしりと安定した樹形をしています。根元近くの幹には、腐朽による空洞があり年代の古さをものがたります。このイヌマキの樹は、夏に多くの実をつける雌株です。法蔵寺は奈良時代の高僧「行基《の開創と伝えられており、この樹も約1300年前に椊えられた「行基開山の槙《とも言われています。えっ!っということは、樹齢1300年??? 残念ながら太さからしてとてもそこまではなくて、何か訳があるのでしょうが、せいぜい2~300才くらいだと思われます。イヌマキは、ふつう「マキ《という吊前で庭木や生け垣によく用いられています。イヌマキが庭木として用いられるのは成長が遅く、一度形をつくるとそれが長く維持されるからなのだそうです。イヌマキのイヌは本物のマキにくらべて劣るという意味でつけられたものですが、本物のマキが何者かについては、コウヤマキが本来のマキだとか、昔はスギのことをマキと言っていたとか、言ってないとか・・・いくつか説があるようです。 近いので、是非お立ち寄りください。 (あまの)

 
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