今月号は、旧額田町、現在の岡崎市切山町にある愛知県指定天然記念物の『切山の杉』をご紹介します。 遠くから見ると普通の杉の姿でしたが、近づくとご覧の通り、枝がハリネズミのトゲのように見える杉です。 枝に勢いを感じ迫力ある巨樹に圧倒されました。 見事で不思議な樹形の杉は、樹齢1000年を越え、樹高38m、目通幹周8.5m、根周12mあります。 「芦生杉(アシウスギ)」と呼ばれる種類で、枝の垂れ下がった1本が地面に着き、それが根を張り成木になる特徴です。 そこからきたのか、この樹には白髪の老翁がこの土地に、スギの杖を逆さまに挿して立ち去ったものが、生長したという伝説があります。 おもしろい見方も出来て、少し不思議な感じがしました。(すぎうら)
【道案内】 岡崎の本宿方面から国道473号線で三河湖方面に北上します。 国道301号線との交差点を右折して作手方面へ。 約300m先を右折し(すぐの石橋を渡る) 道なりに進むと右側にあります。 町はずれの静かな場所で、広ーい駐車場(左側) もありますよ。 〔岡崎市切山町大ゾレ〕
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