2013年 9月号 Vol.37
木霊(こだま)

屋久島の 魅力に迫る! その37
-- 「 ネイチャーデザイン 」 --




 わが社では「ロゴマーク」として「ネイチャーデザイン(Nature Design) = 自然はデザインしている」を20年ほど前から使っています。
その想いは「木」:自然素材を扱う者として「自然が創りだしたデザインを徹底して活かしていくこと」を私たちの「コンセプト=使命」とするというものです。

この「ネイチャーデザイン」の考えの「原点」ともいえるのは、小学校の「理科の時間」に見た「雪の結晶」です。あの「美しさ」と「不思議さ」に驚き、衝撃を覚えたことを今でも思い出すことができます。
「えっ?この綺麗な模様、誰が?どうやって?・・・・・・『自然』ってスゴイなぁ!!!」当時は、まだ自然に恵まれた環境の中で育ち、別の「追体験」を繰り返してはきたものの、しばらくその想いは意識下に隠れていたようです。

屋久杉の写真


屋久杉n写真


 20代になり、仕事を始めてから「木」に触れ、美しい「杢目」に出会う機会が増えるにつれ、自然という偉大な創造主が、巧妙で繊細な作品をつくり出す、その「デザイン力」に魅せられ、「自然はデザインしている」→「それを活かすのが自分たちの仕事だ」と考えるようになりました。
そして、とりわけ「屋久杉」を手にする時は、強くこの想いに駆られてきたものです。

 さて、半世紀以上前の科学者で「中谷宇吉郎」(1900~62年)という人がいました。
彼は「雪の結晶の美しさ」に惹かれ、夢中で探求した結果、世界で初めて人工的に「雪の結晶」をつくることに成功した人物です。
そして、「雪は天から送られた手紙である」という素敵な言葉を残されました。

 私は「Nature Design」の世界に居られることを心から幸せに思っています。


屋久杉の写真 屋久杉の写真

代表取締役 八田 欣也




      


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