子供の頃に行ったことはあるのですが、最近なかなか行く機会のなかった名古屋城、その公園の中に、これまた古い樹があります。正門を入ってすぐのところに「名古屋城のかや榧」という、樹齢６００年、樹高１６ｍ幹廻り８ｍの国指定の天然記念物があります。名古屋城築城以前よりそこに自生しているのだそうですが、太い枝は支え棒に支えられていますが、葉っぱは今もなお、とても元気よく茂っています。かや榧の木は最高級の碁盤や将棋盤に用いられることで有名ですが、とても貴重なものとなっています。もちろん切ることはできませんが、名古屋城のかや榧はちょっとデコボコが多く、戦争で空襲にも遭っているようで、碁盤は取れそうもないような感じでした。公園内にはさまざま木々があり、梅、桜、藤など季節ごとに楽しむことができます。またサツキや菊などの展示会もここで開催されています。あまりに有名な場所ですが、市営地下鉄「市役所」下車が便利です。公園入場料が必要です。（あまの）